2009年2月18日
確定申告となるこの時期に医療費控除を申告する人も多いと思います。そこで、介護保険の場合の医療費控除についてお知らせいたします。
一般に、「医療費控除」とは?
医療費が年間10万円を越えたとき、確定申告すると一定の金額の所得控除を受けることが出来る制度をいいます。
介護保険のサービスを利用すると「医療費控除」はどうなのでしょうか?
確定申告の時期になると、当南東北福祉センターにもよくお問い合わせをいただきます。ご存じない方も多いようですが、介護保険の在宅サービスや特別養護老人ホームなどの施設サービスを利用すると、利用者負担金で医療費控除を受けることが出来るのです。ただし、領収書が有ることの他に、医療費控除を受けるためには一定の条件がありますのでご注意下さい。また、訪問介護の家事援助サービス、福祉用具購入、住宅改修費用は医療費控除の対象外となります。
介護保険の医療費控除条件
医療費控除の条件において、医療系サービス(訪問看護など)の場合は、単独で控除を受けられますが、福祉系サービス(通所介護など)の場合は、介護保険の医療系サービスを利用していることが条件となります。また、高額介護サービス費として払い戻しを受けた場合は、その高額介護サービス費の額を医療費の金額を差し引いて医療費控除の金額が計算されます。
当法人のホームページ「介護相談室」内のFAQページで、「医療費控除」の対象条件等を解説していますので参考にして下さい。
介護相談室FAQページ
http://www.kaigo-hiwada.com/consul/faq.html
医療費控除に必要なもの
確定申告書、診療費・薬代・入院費・通院費用・医療用器具の購入などの領収書・レシート
※領収書・レシートが無いと申告出来ませんので、大切に取っておきましょう!!