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2009.7.30 排痰法について〜簡単にできる痰の取り方〜

 痰(たん)が詰まってなかなか出せないことはありませんか?そんな時は結構つらいですよね?本人はもちろん!!家族も見ていてつらいと思います。そこで、今回は痰の出し方のポイントを紹介します。

なぜ痰を出した方がよいの?
 痰が常に肺や気道の中にたまった状態だと、痰で空気の通り道がせまくなって息苦しくなります。また体内での痰は、高温・多湿の中にあるので細菌の繁殖の場となり、感染症を起こしやすくなるのです。そのため、痰はきちんと出した方がよいのです。 排痰法(はいたんほう)は、痰を吐き出す(取り出す)方法のことです。
痰を除去してにっこり
排痰(はいたん)の前に・・・
排痰法を実施する前に、痰を溜め込まないようにするために、以下の方法で予防をしましょう!!
・痰を柔らかくするために普段から水分摂取を行う。
・空気が乾燥すると痰が硬くなる為、加湿器などを利用して痰が絡まないようにする。

実際に痰が詰まってしまった時に対処する排痰の方法
※排痰法を実施するときは、「仰向け」になって行ってください。
1.深呼吸を3〜5回繰り返します。
2.「ハー」と勢いよく息を吐き、これを3回繰り返します(このとき息が詰まるような場合は軽く口をすぼめます)。
3.軽く「コホン」と咳を1〜2回します。
4.痰が出たらティッシュで取り除きます 。

医療法人 将道会 総合南東北病院
宮城県岩沼市里の杜1丁目2−5
ホームページ:http://www.minamitohoku.jp
リハビリテーション科

※この情報は、南東北病院グループの宮城県岩沼市にある「医療法人 将道会 総合南東北病院」より情報提供をいただき掲載しています。
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事務課 伊澤孝夫