過去の記事

2009.10.31 新型インフルエンザ・季節性インフルエンザの予防と治療

インフルエンザの予防と治療

インフルエンザに「できるだけ、かからないように!!(予防)」「かかっても、うつさないために!!(感染予防)」

インフルエンザは、A型、B型、C型の3種類(季節型インフルエンザ)と今回世界的に流行しているA型インフルエンザの変異型である新型インフルエンザがあります。今回の新型インフルエンザは感染力が強く、重症化するケースが多く見られる一方、多くの人は軽傷のまま回復する人も多く見られます。
 これからは、季節型インフルエンザの流行期を迎えさらに感染の広がる季節となりますので、油断せずに予防と治療は適切に行いましょう。
インフルエンザ予防でマスクを着用しよう musk
1.「かからない」ための予防方法・人混みへの外出を避ける
・マスクを着用する。
・頻繁な手洗いをする。「正しい手洗いの仕方
・咳エチケットの徹底
・うがいをする「正正しいうがいの仕方
・むやみに目・鼻・口に触らない
・規則正しい生活をする

2.「かかったかな?」のサイン!?
・急な発熱(38度〜40度)
・咳、咽頭痛(いんとうつう 意味:のどのいたみ)、悪寒、頭痛、筋肉痛、下痢
・潜伏期間は1日〜7日間
・有症期間は3日〜7日程度
 ※若い人に多くの感染者が確認されています。
 ※風邪はのどの痛みや鼻づまりで始まり、徐々に熱が上がりますが、インフルエンザの場合は急な発熱があるという違いがあります。

3.かかってしまった!? 症状が出たときの行動
十分に休養をとりましょうinful・無理して出社・登校しないで休む
・お医者さんに受診してお薬を処方してもらい、症状が始まった日の翌日から7日間は自宅で療養する。
・症状が改善しない、悪化した場合はお医者さんを再受診する。
※お医者さんを受診するときの注意!?
・かかりつけ医にあらかじめ電話をして受診しましょう。
・受診時には必ずマスクを着用しましょう。
・受診時には家族や職場、学校などのインフルエンザ患者の有無を伝えましょう。

4.本人と家族が心がけることは!?
・外出を避ける
・栄養をとり、安静にして十分な睡眠をとる
・家族への感染を防ぐために個室で療養をする
・水分補給をこまめにする(スポーツドリンク、お茶、白湯など)
※炭酸飲料などのジュース類はさけてください。
・定期的にお部屋の換気をする
・お医者さんに処方された薬は、決められたとおりに最後まで飲む
・患者さんと接触した家族は、うがい、手洗いをすぐに行う
・看病する家族もマスクを着用する
同居している方も感染している可能性がありますので、体調が悪くなったときはお医者さんにかかりましょう。
5.こんな人は特に注意が必要です!!
1.妊娠中の方
受診方法をかかりつけ医と相談しておくと良いでしょう。
2.慢性疾患(心疾患、呼吸器疾患、糖尿病など)を持っている方
持病が原因となり重症化する場合があります。
3.乳幼児
インフルエンザ脳症・ウイルス性肺炎の合併症により重症化する場合があります。
4.65歳以上の方
気管支炎や肺炎などの合併症により重症化する場合があります。

「咳エチケット」とは!?
マスクを着用せずに、咳やくしゃみをすると、見えない唾液(だえき)が空中に飛び散ります。飛び散った見えない唾液によってインフルエンザウイルスや風邪のウイルスが広まってしまいます。咳エチケットは、咳やくしゃみでウイルスが飛散することを防止するため、マスクなどで口と鼻をおおって感染を予防することです。また、顔を他の人に向けず、出来れば2m以上離れ、鼻水や痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨てましょう。

※この情報は、福島県保健福祉部より通知のあった内容を参考に作成しています。
社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター
作成:事務 伊澤孝夫