2009年11月27日
福島県観光情報 Fukushima-tour information
木幡の幡(こはたのはた)祭り
「木幡の幡祭り」が開催される福島県二本松市東部にある木幡山(こはたやま)は、標高666mの低山であり阿武隈高地にあります。全山を杉林が覆っており、その美しさから福島県名勝及び天然記念物にも指定されています。日本三大旗祭りの一つ「木幡の幡祭り(こはたのはたまつり)」は毎年12月には開催されています。
木幡の幡祭りは、天喜3年(1055年)前九年の役に由来するものと言い伝えられている。平氏との戦いに敗れた源氏の軍勢がわずか数騎で木幡山に立て籠もったところ、一夜にして降り積もった雪で全山が白くなった。その様を追走してきた安倍の軍勢が、白くなった木幡山を立て籠もっていた源氏の白旗に見間違えて、戦わずして敗走した故事により現在「幡祭り」として伝承されている。
現在では、白旗を先達に色とりどりの旗が行列し「日本三大旗祭り」の一つとなっている。また、古より伝わる儀礼を色濃く残していることから、平成16年には国の重要無形民俗文化財に指定された。
木幡の幡祭り(こはたのはたまつり)
開催日:平成21年12月6日(日)
※毎年12月第1日曜に開催されています。
場所:福島県二本松市