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2009.11.29 福島県観光情報 〜天地人シリーズ隣県観光スポット〜直江石提

福島県観光情報〜天地人隣県観光スポット〜 Fukushima-tour information
直江石提天地人シリーズ
直江石提 上杉は、会津から約3万の家臣団を連れて米沢に移りました。米沢に移った上杉は、直江兼続の指揮の下、米沢の城下を拡げて家臣団の屋敷割りと町割りを行い、城下に収容しきれなかった下級武士を郊外の南原・東原(山上・花沢)に配置し、荒地の開拓にあたらせました。一方では、用水・治水に心を配り、米沢城下の用水となる御入水堰、猿尾堰、帯刀堰などを開削し、洪水から米沢城下を守るため松川に谷地河原堤防(直江石堤)と蛇土手(へびどて)を築きました。
 この直江石堤は、直江兼続自ら赤崩山(あかくずれやま)に登り、米沢城や松川の地形を見渡し、洪水を防ぐにはどうしてもここに堤防を築かなくてはならないと決心し、大規模な築堤を計画したものと伝えられています。
 現在、長さ1.2キロにわたって石堤が残り、昭和61年に米沢市の史跡に指定されました。
 石堤のある河川敷は公園に整備され、今年6月15日に「直江堤公園」として開放され、米沢市民の憩いの場所となっています。
直江石提2 直江石提3 直江石提4
福島県からは、国道13号線にて山形県米沢市へと行くルートと西吾妻スカイバレー(紅葉、新緑がすばらしい)を通って、猪苗代湖・桧原湖方面(郡山・会津方面)から来ることができるルートがあります。
※西吾妻スカイバレー(西吾妻有料道路)は、30年間の料金徴収期間満了により平成15年7月1日から無料開放となりましたので、現在無料で通行できます。また、冬季期間(11月初旬〜翌4月下旬)は閉鎖になりますので、注意してください。

福島県観光ホームページ
※写真提供:伊澤孝夫