2009年11月 4日
福島県観光情報 Fukushima-tour information
大内宿(おおうちしゅく)
大内宿は、日光今市から会津若松に通じる旧会津西街道(別名 下野街道)、南山通りに沿った山間の平地にあり、江戸時代の宿場の雰囲気が残る宿場町です。全長約450mの往還に沿って、道の両側に妻を向けた寄棟造、茅葺の民家群がほぼ等間隔に建ち並んでおり、伝統的建造物群及びその周囲の環境が地域的特色をかもし出しています。明治時代に阿賀川(大川)沿いに国道が開通すると下野街道は衰退してしまいましが、昭和42年、大内集落の茅葺屋根に魅せられた武蔵野美術大学の学生が保存を訴え、1981年(昭和56年)4月18日に重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。また、大内宿の町並みは、江戸時代初期に散在していた村々を集め造られたといわれ、 宿場町としては長野県の妻籠宿、奈良井宿に次いで、全国で3番目です。春秋のシーズンには多くの観光客が訪れます。
大内宿で食べる会津の郷土料理の「高遠そば」は、箸の変わりに長ネギを丸ごと1本使って箸代わりに蕎麦を引っかけてネギも一緒に食べる珍しい食べ方でも有名で「ねぎそば」ともいわれています。
大内宿(おおうちしゅく)
所在地:福島県南会津郡下郷町大字大内
※文化財 重要伝統的建造物群保存地区
その他情報 規模 :屋敷13.167ha/建坪55.77a