2009年12月 9日
福島県観光情報 Fukushima-tour information
熊野神社長床
新宮熊野神社(しんぐうくまのじんじゃ)は福島県喜多方市慶徳町新宮にある神社です。「新宮」と称しているが、本宮・新宮・那智の熊野三山を祀っています。
国の重要文化財に指定されている熊野神社長床(くまのじんじゃながとこ)と呼ばれている拝殿があり、現在は長床のほか、熊野三社本殿、文殊堂、観音堂が残されています。
長床は、間口27m・奥行12mの長方形で、直径45.4mの円柱44本が3.03mの間隔で5列に並び、全部吹き抜けで壁がありません。柱上には平三斗(ひらみつど)の組物が置かれ、中備(なかぞなえ)には間斗束(けんとづか)が用いられているなど純然たる和様建築です。
また、長床前にある大イチョウは高さ30m・根本周り8.1mで樹齢は600年といわれ、喜多方市天然記念物にも指定されています。
新宮熊野神社(しんぐうくまのじんじゃ)
住所:福島県喜多方市慶徳町新宮字熊野2258