2010年6月 7日
ワンポイント介護術
今回からはじまりましたワンポイント介護術は、障がい者支援施設、特別養護老人ホームの施設で行っている、食事・入浴・排泄などの介護技術をご紹介します。第一回目は食事に関する介護技術をご紹介します。
障がい者支援施設 南東北さくら館では、水分摂取で飲み込みの上手く出来ない(誤嚥(ごえん))方に対して、お茶やジュース、味噌汁にとろみをつけて提供します。南東北さくら館では「ネオハイトロミールR&E」というとろみ粉を使用しています。このとろみ粉は大きいパックですが、市販では使いきりサイズのとろみ粉が薬局店で売っています。
このとろみ粉を水分に混ぜて提供します。さくら館では200mlのコップに対し、スプーン4杯を混ぜとろみをつけます。
とろみのつけ方のポイント
1、飲み物をかき混ぜながら少しずつとろみ粉を加えます。 (一度に多く入れるとダマになります)
2、加えて5分くらい待つととろみが付いてきます。 (すぐにとろみはつきません)
3、温かい飲み物に混ぜるととろみ粉の量は常温時の半分の量でとろみがつきます。
とろみ粉の量を変えれば、ポタージュ状・ヨーグルト状などの調節もできるので、いろいろ試してみてはいかがでしょうか ?