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2011.1.20 ワンポイントリハビリ 転ばぬ先の環境設定

ワンポイント・リハビリ

転ばぬ先の環境設定


階段 The stairs ちょっとした段差やちょっと急いだだけで転びそうになる事はありませんか?住み慣れた家の中で転びそうになる。しかも決まって転びそうになる場所があるなんて言う方には、一度、家の環境を考える事をオススメします。
バリアフリー』と耳にする人もいるでしょう。自分の過ごす環境からバリア=障害となるものをなくす事を意味します。ここで考えて欲しいのは、“転びそうになるから段差を無くそう”となる前に、もし段差に気が付いて注意しながら移動できれば・・・。ちょっとした段差や階段を使う事は生活の中で出来るリハビリです。もし、段差に気が付けば大丈夫!という場合は、気が付きやすい工夫をしましょう。
いくつか例をあげてご紹介します。

案内 Guide
□段差に目立つテープ、例えば蛍光テープなどをはっておく
□階段や段差の昇降がしやすいように手すりをつける
□人の動きを感知し足元のライトがつくようにする(夜間、転びやすい人向け)
□近くの壁に「段差注意」と貼っておく

などです。段差を無くしてしまえば、いいのですが、楽をしすぎると体力や筋力の衰えを早めます。運動習慣を持つ事もいいですが、なかなか運動は厳しいという方には、こういったちょっとの工夫で「体を使う」機会を作りましょう。

 転びそうになる・転んでしまう事が多くなるという事は、何か体の不具合のサインです。かかりつけの医療機関に相談や、住んでいる地域の包括支援センターへ相談し、適切な対応に努めましょう。転んで大きなケガにつながる前に!転ばぬ先の対応です!!

社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター
理学療法士