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2011.5.23 ワンポイントメディカル 熱中症に注意しましょう!!

ワンポイントメディカル

熱中症に注意しましょう!!

 東日本大震災、そして福島第一原発事故による日本の電力不足にともない、家庭でも15%の節電が必要となってきます。5月に入って夏日のような気温の日もあり、今年の夏も暑くなりそう・・・。節電のために暑さを我慢して熱中症にならないように熱中症対策をしましょう。

熱中症とは
 身体の中と外の“暑さ”によって引き起こされる様々な身体の不調のこと。暑熱環境下にさらされる、あるいは運動などによって、身体の中でたくさんの“熱”を作るような条件下にあった者が発症し、体温を維持するための生理的な反応より生じた失調状態から、全身の臓器の機能不全に至るまでの連続的な病状をいいます。
 また、大量の発汗によるナトリウム不足から、脳がミネラルなど電解質濃度を維持するために、発汗を止めてしまい内部に熱が溜まり、その熱で熱中症になることもあります。
太陽 The sun
熱中症の予防法
●水分補給をする
 一度に飲まず、こまめに水分を継続して補給することが大切です。
●体調を整える
 体調が悪いときの運動はしない。おかしいと思ったら無理をせず体調不良を言い、お医者さんに受診する。
●環境条件を把握し、それに応じた活動ができるようにする
 気温の高い日には、激しい急激な運動をさける。無理をせず暑さに徐々に体をならすような運動計画を立てる。
●服装に注意する
 服装は汗を吸いやすく、空気を通しやすいもの、色合いも熱を吸収しないもの(白色)を着用する。直射日光は帽子等で防ぐようにする。
〜熱中症になった場合の対応〜
 熱中症に対して水分を補給する理由としては、水分を補給することで、汗をかいて体温を下げるという理由があります。また、水分補給とともに、暑い所から涼しい環境の室内や涼しい木陰に避難し、同時に衣服を緩めて風通しがよくなるようにしましょう。
 冷たいタオルなどで体を拭いたり、冷たい缶ジュースや氷枕などを脇の下、首などに当てて体を冷やすのも効果的です。
 霧吹きがある場合は、霧吹きで全身に水を浴びせて気化熱により冷やすことも効果があります。ちょっとでもおかしいと思ったら、我慢せずにお医者さんへ行きましょう。

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