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　認知症は脳が一度獲得した知的能力が著しく低下した状態で、脳や身体の疾患を原因として記憶・判断力などの障害が起こり、普通の社会生活が出来なくなった状態をいいます。
　その原因は頭蓋内の病気によるものや身体の病気によるものなどがあり、最も多いのは「アルツハイマー型認知症」と「脳血管性認知症」といわれる症状です。
※認知症には原因となる病気を適切に治療することで認知症の症状が軽くなるものもあります。

アルツハイマー型認知症とは
アルツハイマー型認知症（アルツハイマーがたにんちしょう、Alzheimer's disease; AD）は、認知機能低下、人格の変化を主な症状とする認知症の一種

脳血管性認知症とは
脳の血管が詰まったり破れたりすることによって、その部分の脳の働きが悪くなり、そのため認知症になることがあります。このような認知症を脳血管性認知症といいます。

物忘れと認知症の違いとは！？　物忘れは、脳の老化が原因となり、他人の名前を度忘れてしまったり、昼食に食べたものを思い出せなかったりと「記憶力」や「集中力」「注意力」の低下から起こります。物忘れは困ったことではありますが、病気ではありません。
　認知症は、人の名前だけでなく、その人の存在さえも分からなくなってしまいます。また、今日のお昼に何を食べたのか、お昼ごはんを食べたか食べていないかさえも思い出せなくなってしまうのです。脳や身体の疾患を原因としておこる病気です。

物忘れと認知症の比較
１）物忘れの範囲：体験の一部分を忘れる（物忘れ）
　　　　　　　　 体験したことの全体を忘れる（認知症）
２）自覚症状：物忘れを自覚している（物忘れ）
　　　　　　 物忘れの自覚が乏しい（認知症）
３）日常生活：日常生活に支障はない（物忘れ）
　　　　 　 日常生活に支障をきたす（認知症）
４）進行状況：極めて少しずつしか進行しない（物忘れ）
　　　　 　　進行性である（認知症）
５）その他の症状：人の名前が思い出せない、度忘れが目立つなど、記憶障害のみがみられる（物忘れ）
記憶障害に加えて、実行機能障害や見当識障害、判断力の低下がみられる（認知症）

認知症は若い人にも忍び寄る！！
　認知症は高齢者特有の病気多くの人が思っているでしょうが、実は働き盛りの年代でも認知症になることがあります。18〜64歳という比較的若い年代にみられる認知症を「若年性認知症」といいます。もし、若年性認知症になってしまったら、働くこともままならなくなり経済的負担や精神的負担は大きなものとなります。高齢者と違い、若いだけに体力もあり体も大きいなど介護する側の負担も相当なものとなります。また、高齢者の認知症に比べ「若年性認知症」という病気への世間の認識不足や専門施設、情報の不足も大きいため、自分たちだけで抱え込まず、お医者さんへ相談しましょう。
また、介護する人は、無理せず認知症対応型施設などを利用して、息抜きをしましょう。

特別養護老人ホーム　南東北ロイヤルライフ館施設情報（福島県郡山市）
http://www.kaigo-hiwada.com/info/insurance.html#kaigo1
通所介護　南東北日和田デイサービスセンター施設情報（福島県郡山市）
http://www.kaigo-hiwada.com/info/insurance.html#kaigo2
東京総合保健センター江古田の森（東京都中野区）
http://www.kaigo-egota.com/