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2011年12月号 ワンポイント在宅介護〜成年後見制度〜

ワンポイント在宅介護

成年後見制度

 判断能力が不十分な方々を、法律面や生活面で保護したり支援したりする制度です。
私たちは契約を前提とする社会に生きています。契約をするには、自分の行為の結果がどのようになるか判断できる能力が必要となります。判断能力が不十分な場合、そのことによって不利益を被ってしまうおそれがあります。そうならないように支援するための制度が成年後見制度です。種類は2つあります。

任意後見制度
 今は元気だが、将来、判断能力が不十分になった時に備えておくための制度

法定後見制度
 すでに、判断能力が不十分な人に代わって、法律行為をしたり、被害にあった契約を取り消ししたりする制度

【メリット】                
・判断能力が低下した人の財産管理と身上看護が出来る
・成年後見人名は取消権があるので本人が詐欺に遭っても契約を取り消せる

【デメリット】
・選挙権を失う        
・手続きに時間がかかるため迅速性にかける

※認知症のために判断能力が低下した高齢者に次々と必要のない契約を結ばせる悪質商法が増えています。被害防止の観点から成年後見制度が注目を浴びています。この制度の理解を深めてはいかがでしょうか。

次回予告:次回のワンポイント在宅介護は、成年後見制度の利用の仕方(予定)をお送りいたします。

※掲載している情報はリーガルサポート様より提供をいただいております。
http://www.legal-support.or.jp/support/

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総合南東北福祉センター
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