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2012年年頭挨拶 社会福祉法人 南東北福祉事業団 理事長 渡邉一夫

社会福祉法人 南東北福祉事業団 理事長 渡邉一夫平成24 年(2012年)年頭の挨拶
  社会福祉法人 南東北福祉事業団
             理事長 渡邉 一夫


新年おめでとうございます。
 2011年3月11日の1,000 年に1 度の大震災により、多くの人々が犠牲になり、建物が壊れたり福島の東京電力福島第1原子力発電所の事故により放射能の汚染などいまだ解決のメドすら立っていない年明けになってしまいました。犠牲になられた方々へ慎んで御冥福をお祈り申し上げます。
 総合南東北福祉センター、総合南東北福祉センター川俣は、スタッフの一致団結した行動と南東北病院グループの連携により、東京の総合保健福祉センター江古田の森や総合東京病院を拠点とした支援体制を一早く整え、被災地域の病院や福祉施設の支援を行うことができ、介護・医療のプロ集団として南東北病院グループの総力を挙げて震災を乗り越えることができました。
 また、福島第一原原子力発電所事故による放射性物質の影響と風評被害にさらされている福島県ですが、医療に使われる放射線や喫煙によるがんの発生リスクなどさまざまな状況を考慮しても問題はありません。しかし、原発事故による心理的影響によるダメージは計り知れないものがあると思います。
 われわれ医療や介護に携わる者として、この難局を医療と介護の連携を強化し、プロの知識と行動力を駆使して医療・福祉の安心なサービスを提供し、南東北病院グループの特徴を生かし、他の施設と差別化された信頼される施設づくりに努力してまいります。
 南東北福祉事業団は、「すべては利用者さんのために」の団是のもと、2012年も医療福祉の安全安心なサービス、信頼される施設、地域社会への貢献、そして、世界へ通じる医療福祉のプロ集団を目指してまいりますので、今後とも暖かいご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げ、念頭のご挨拶とさせていただきます。
2012年1月吉日