2012年1月14日
謹んで新年のご挨拶を申し上げますと共に、2011年3月11日に発生した東日本大震災で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
2011年を振り返ると、東日本大震災や原発事故など大規模な災害が発生し、日本もこれまでにない大きな被害を受けました。特に福島県においては、原発事故という前例のない事故に直面しました。私自身、これまでの当たり前の生活が、未来も当たり前にあるだろうと思っていましたが、そうではない現実も向き合っていかなくてはならないと感じているところです。
もう一つ生活の中で向き合っていかなくてはならい現実として、高齢者人口の増加があります。65歳以上の人口は今後も増加傾向が続き、平成26年には総人口に占める割合が25.3%と4人に1人が65歳以上になると見込まれています。国の制度の動向について今後は、いっそう在宅生活に対するサービスが重要となってきます。障害者自立支援法についても制度の一部改正が行われます。
その様々な変化の現実にも私達は向き合っていかなくてはならないと実感しております。過去にとらわれない発想、そして当たり前と思っていたことの見直しを図り、施設として地域のためにできることを実践していきたいと思います。
2012年の干支は「辰」です。「辰」は、新たな理想に向かうために過去の殻を破り、革新の動きをするという意味があるそうです。当施設も自分たちの役割を果たし目標に向かって、龍のように勢いよく邁進していきたいと思います。
2012年が皆様方にとってすばらしい一年になりますように心よりお祈りいたします。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。