2012年9月 5日
救急車の要請、救急医療は緊急時!!
近年、救急車の出動件数や搬送人数が増え、救急隊が到着する時間も遅くなっています。その中には、救急搬送を必要としないような症例もあります。「救急の日」の9月9日を機会に「救急」について考えてみませんか?
その救急要請は本当に必要?
救急出動の中で、症状に緊急性がなくても「交通手段がない」「どこの病院に行けばいいかわからない」「便利」「困っているから」などの理由で救急車を呼ぶ人がいます。また、「平日は休めない」「日中は用事がある」などの理由で、救急外来を夜間や休日に受診する人もいます。
救急車や救急医療は、いざという時の自身の安心のために、適切に利用しましょう。
コンビニ受診をなくしましょう。
「コンビニ受診」とは、コンビニエンスストアに出かけるような気軽な感覚で、外来受診が休みの休診日や夜間に、救急医療の必要性がないのに救急外来を受診することをいいます。事例としは「待ち時間の短い夜間に受診したい」「仕事帰りに診てほしい」「出勤前に診てほしい」などがあげられます。また、「救急車で病院に行った方が早く診てもらえる」とタクシー代わりに救急車を呼ぶこともその一例となります。本当に必要とされる人が、いざという時に救急車や救急外来を利用できるようにコンビニ受診は控えましょう。
9月9日は「救急の日」です。
この機会に、救急医療に対する理解と認識を深めましょう!!