2012年12月 4日
就寝の際や長時間同じ体勢でいると、衣服やシーツのシワで肌が赤くなることはありませんか?
高齢者の方やベッドに寝たきりの方はお肌がとってもデリケートです。
衣服にたるみやシワが残っていると赤くなるだけではなく、褥瘡(床ずれ)の原因になることもあります。そういったことを予防するために、長時間同じ姿勢でいる際には、衣服やシーツにシワやたるみがないか確認してみましょう。もし、たるみやシワがある場合はきちんとのばしてみて下さい。その方が着心地も良いと思います。
仰向けで寝ている方の背中のシワを伸ばす時は、写真のように一度横を向いていただいてからのばすと、楽にのばすことができます。寝たきりの方は、ずっと同じ姿勢で寝ているとお尻や肘・かかと等に体重がかかり褥瘡(床ずれ)の原因になりやすいため、衣服のシワをのばす以外にも2時間おきを目安に体を横向きにする等の工夫も大切です。
褥瘡(じょくそう)とは
患者さんが長期にわたり同じ体勢で寝たきり等になった場合、体とベッドなどの接触局所で血行が不全となり、周辺組織に壊死を起こすことをいいます。また、床ずれ(とこずれ)とも呼ばれます。