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2013年年頭あいさつ 社会福祉法人南東北福祉事業団 常務理事 大森正義

常務理事 大森正義平成25年(2013年)新年あいさつ
社会福祉法人 南東北福祉事業団
常務理事兼事務局長 大 森 正 義

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
旧年中は、格別のご支援、ご協力を賜り心より感謝申し上げます。
東日本大震災から1年10ヶ月が過ぎようとしておりますが、残された爪痕は癒えることなく、また福島第一原発事故によって避難を余儀なくされている人々にとっては、不満の募る年明けとなりました。
しかし、今年は大型補正予算による復興関連費用の増額等も見込まれることから復旧、復興に向けた課題、難題の進展が期待されます。
ところで、ご存じのように日本は世界一の少子高齢化、人口減少化時代に入っており、将来的には少ない若者で数多くの高齢者を養わなければならなくなります。
そう言う現状を踏まえ、国民の応分の負担で補うための「税と社会保障の一体改革」による財政健全化策として消費税率アップが平成26年度には始まる予定であります。
そうなれば当然、国民負担は増えます。
しかし、負担が増えたとしても、復興進展効果が確実になることに加え、給与等の収入増がそれ以上に見込めることによって経済成長に繋がり、ひいては財政の健全化に結び付き、将来に夢や希望を抱くことが出来ることになれば許容されることと思います。
今年は「へび」年です。
「巳」(み、し)と言う字は、胎児の形を表した象形文字で、蛇が冬眠から覚めて地上に這い出す姿を表しているとも言われ、「起こる、始まる、定まる」の意味があると言われます。
また、蛇は脱皮することから、復活と再生を連想させます。
然るに、今年は日本再生のうねりが起こり、動きが始まって成すべき施策が定まるための一年になることを願っております。
従って医療、福祉においても負担と給付のバランス調整が求められ、過度な社会保障への依存思考からの脱却と健康増進、予防への自己啓発目標の設定と取組が重要度を増すものと考えております。
そこで、福祉施設としても果たすべき役割を適格に捉え、福祉サービスの質向上は勿論、在宅に向けた介護、リハビリ等の充実にも更に力を入れ、基本理念である「すべては利用者さんのために」を旨とした業務運営を実践して参ります。
さらに地域貢献、社会貢献のため、あらゆる職場機能を駆使し、職員一同が使命感と責任感を持って、誠心誠意取り組んで参りますので、尚一層のご指導、ご鞭撻をお願いいたしますと共に、皆様方の益々のご健勝とご発展をご祈念申し上げ、新年のご挨拶と致します。
平成25年1月吉日