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ワンポイントリハビリ 運動で健康になろう〜朝のストレッチで良い目覚めを!〜

ワンポイントリハビリ
運動で健康になろう
〜朝のストレッチで良い目覚めを!〜

 しっかり寝たはずなのに疲れがとれず、"すっきり目が覚めない"と悩んでいるときには、朝起きた時のストレッチがおすすめです。睡眠時は筋肉が縮んだまま固まりやすく、動きをコントロールする神経の感度が低下します。さらに、熟睡できないと前日の疲労が蓄積し、痛みに敏感になります。朝のストレッチには、「筋肉をほぐし柔軟性をあげる」「神経の感度の改善」「蓄積した疲労の軽減」などの効果があるため、快適に1日のスタートを切ることができます。今回は、正しい姿勢を作る準備体操と1つのストレッチを説明します。

注意!
・呼吸を止めて行うと血圧が上がるので、呼吸は止めずにゆっくり続ける。
・首や腰、股関節などに強い痛みや、骨が変形する病気がある場合、痛みが悪化すること
 があるので無理に行わない。
・食後に行うと消化不良を起こすことがあるため、食前に行う。
・いすは、安定しているものを使用し、滑らない平らな場所に置いて行う。

【正しい姿勢を作る準備体操】

ストレッチの前に、ストレッチを行いやすくするための準備体操を行います。
1. 背筋を伸ばしてまっすぐ立ち、おなかに両手を当て、あごを軽く引く。息を吸いながらおなかをへこませ、肩を上げる。15秒間保ち、息を吐きながら両腕の力を抜き、元に戻す。
正しい姿勢を作る準備体操
2. 両手を頭の上で組み、手のひらが上を向くように息を吸いながら両腕をまっすぐ伸ばす。15秒間保ち、息を吐きながら両腕の力を抜き元に戻す。
正しい姿勢を作る準備体操

【首・背中のストレッチ】 
〜首や肩の痛みの改善に有効〜


首・背中のストレッチ〜首や肩の痛みの改善に有効1.いすに深く腰掛け、両腕は胸の前で交差させ、手のひらを鎖骨辺りに当てる。
2.息を吐きながら、顔をおなかに近づけるように背中を丸めて15秒間保つ。
3.息を吸いながら両腕を斜め下に広げて胸を張り15秒間保ち、再び背中を丸める。これを繰り返し、元に戻す。




社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター
理学療法士