過去の記事

第26回総合南東北福祉センター市民公開講座

 3月23日(土)午後2時から第26回市民公開講座が総合南東北福祉センター(福島県郡山市)の交流ホールで開かれました。
 今回の講師は、一般財団法人脳神経疾患研究所附属総合南東北病院 総合医療センター所長・総合診療科科長 樋口健弥先生で「体温の日内変動〜発熱時の正しい水分摂取〜今年の夏は熱中症にならないぞ」の演題で講演しました。
 樋口先生は、免疫力向上のためにも体温の大切さ、体温調整の仕方など若者と高齢者の体温リズムの違いや体温計の図り方を説明しました。そして、高齢者だけでなく乳幼児の脱水症状の起こり方や塩分不足の脱水症状、水分不足の脱水症状の対策方法を笑いを交えながら分かりやすく話しました。
 脱水症状の予防対策として、屋内でも脱水症状にはなるので1500ml以上の水分補給が必要で、カフェインの入っていない麦茶やそば茶、スポーツドリンクを2倍くらいに薄めての水分補給が良いと実際の飲料を示しながら説明しました。また、お茶やコーヒーには含まれているカフェインには、アルコール同様利尿作用があるので、飲んだ水分量より排出される量が多く、脱水症状を助長してしまうので注意が必要であるが、ナトリウム、カリウム、アミノ酸などがバランスよく含まれている「田舎味噌」を使った味噌汁は暑い季節ほど飲むのがいいと教えてくれました。
 最後に、去年の夏は熱中症にならなかったから大丈夫と思わず、今年も日頃から無理せずできるように、熱中症対策をしましょうと呼びかけました。
第26回総合南東北福祉センター市民公開講座 第26回総合南東北福祉センター市民公開講座

社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター