2013年6月 4日
*腰痛とは*
「腰痛」とは疾患(病気)の名前ではなく、腰部を主とした痛みやはりなどの不快感といった症状の総称です。一般に座骨神経痛を代表とする下肢(脚)の痛みやしびれを伴う場合も含みます。腰痛は誰もが経験しうる痛みです。
今回は腰痛が起こる仕組みについて説明していきます。次回から、腰痛を緩和・予防するための自分でできる体操や日常生活で注意する点について紹介していきます。
*腰痛が起こる仕組みについて*
腰椎(ようつい=腰部の骨)は、椎骨という5つの小さな骨と、その間にあってクッションの働きをする椎間板というやわらかい組織とで構成されています。腰椎の周りの筋肉によって、上半身の動きは安定していますが、無理な姿勢を取り続けたり、骨の老化が進むと、椎骨や椎間板が損傷してしまいます。それをかばうために、周囲の筋肉に過度の負担がかかって痛みが起こります。
次回は自分でできるストレッチについて紹介します!
総合南東北福祉センター 理学療法士 平間千恵子