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ワンポイント介護術「熱中症予防出来ていますか??」

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●熱中症の症状とは??
軽度:眩暈、立ちくらみ、筋肉痛、汗がとまらない
中度:頭痛、吐気、倦怠感、虚脱感
重度:意識がない、けいれん、高い体温である、呼びかけに対し返事がおかしい
などの症状が挙げられます。

●高齢者の注意点

1.体内の水分が不足しがち
高齢者は若年者よりも体内の水分量が少ないうえ、体の老廃物を排出する際にたくさんの尿を必要とします。

2.暑さに対する感覚機能が低下している
 加齢により暑さや喉の渇きに対する感覚が鈍くなります。

3.暑さに対する体の調節機能が低下する
 高齢者は体に熱が溜まりやすく、暑い時には若年者よりも循環器への負担が大きくなります。

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●熱中症の予防法 

1.定時の水分補給を習慣にする
熱中症は室内でも多く発生しています。暑くないからと思い水分補給をしないのではなく、こまめに水分を取るよう心がけましょう。汗をかいた時には塩分補給も大切です。
 具体的には、起床時・朝食後・10時・12時・15時・17時・夕食後・就寝前に各200ccの水分(大きなコップ1杯)を補給します。飲むのは冷水やお茶で構いません。
また、手が届く所に水分の入ったコップを置いておくだけで、水分摂取量が大幅に増えます。無理して飲まずに、一口ずつ飲むだけでも予防につながります。

2.エアコン・扇風機を有効活用しましょう
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暑さを感じなくても部屋の見やすい場所に温度計を置き、温度が上がったら、エアコンを付けるなど常に注意しましょう。エアコンや扇風機が苦手な人は、温度設定に気を付けたり、風向きを調節するなど工夫してみましょう。
このように、熱中症には予防が大切です。熱中症にならないよう以上の点に注意し生活してみましょう!

参考文献
環境省総合環境政策局環境保健部 環境安全課HP 「熱中症〜思い当たることはありませんか?」「熱中症〜ご存じですか?予防・対処法」http://www.env.go.jp/chemi/heat_stroke/pdf/leaflet_kourei.pdf

社会福祉法人 無南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター
南東北ライフケア館