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橋本顧問のひとりごと 「園芸活動」

 ここに来て周りの木々も色付き、早い樹木の葉は舞い始め、冬の到来を間近に感じるこの頃です。施設の園芸活動も終息を迎えたいところですが、今年は最後の収穫を目指して、畑で白菜を育成しています。これについては後述するとしまして、一年の園芸活動を振り返ってみることにします。
本年もボランティア「紙ふうせん」の人達とケアハウスの畑を開拓して3年目。ようやく土壌改良に成功し、最初の年からすばらしい収穫実績のあった「枝豆」を蒔きましたが、雨も少なく毎日散水してもなかなか芽が出ません。そこで土を掘り返してみると、芽が土中で伸びていることを確認できたので、日々散水を続け、ようやく芽が出た次第です。
一方、他所の畑を借りて「とうもろこし」「すいか」「トマト」も植え手入れをしましたが、肥料不足か思ったように育ちません。野生動物に荒らされたりと災難も重なり、枯れ出してしまって収穫が見込めなくなりました。頼りは「枝豆」と、同じ畑に植えた「かぼちゃ」のみ。こちらは、ボランティアさんの月2回の来所の折に皆で手入れした甲斐あって、お盆前には枝豆の収穫祭を催すことができました。もぎたて・茹でたてを入居者さんやスタッフに提供し、好評を博しました。9月下旬にも遅取りの枝豆を提供し、ケアハウスの畑は枝豆専用となりました。同時にかぼちゃも10個収穫し、利用者さん達のお膳に添えて提供しました。

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そして、9月30日に白菜の苗を調達し植えました。今年中の収穫を目指して手入れしていますが、移植した時季が遅かったため「今年の結球は望めません。来春、茎が立ったら“茎立ち菜”として収穫できるでしょう」とボランティアさんの話。「諦めざるを得ないかな?」と、白菜を約束した人達に謝罪する羽目となってしまいました。しかし11月9日現在、白菜は日々育っていて「本当に結球しないのか??」と疑問になっています。今月の18日にはボランティアさんが来所するので、この時に結論をいただく事にし、これをもって今年の園芸活動は終息とします。
手伝ってくださった利用者さん、そしてボランティアの皆さん、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。

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社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター
顧問 橋本静昌