2017年1月24日
1.正しい服用時間
・食前…食事の30分〜1時間前に
・食直後…食事が済んだらすぐ後に
・食後…食事の後30分以内に
・食間…食後2〜3時間の空腹時に
・就寝前…寝る直前または寝る30分〜1時間前に
2.薬の正しい飲み方・危険な飲み方
薬は水かぬるま湯で飲むのが基本です。水以外の飲み物で薬を飲んでしまうと、薬の作用効果が低下したり全く効果がなくなってしまうことがあります。また、自分の判断で薬を飲んだり飲まなかったりしないようにしましょう。
危険な組み合わせの例
①血圧降下薬+グレープフルーツ=薬の作用が強くなり血圧下降・動悸などの副作用
②解熱鎮痛薬のアスピリン製剤(バファリンなど)+果物ジユース=胃からの出血
③抗生物質(ミノマイシンなど)+牛乳=牛乳のカルシウムと結合して薬の効果なし
④抗凝血薬(ワーファリンなど)+納豆=納豆菌のビタミンkが血液の塊をつくる
⑤喘息の薬+お茶・コーヒー=頭痛・めまい
⑥咳止めの薬・抗アレルギー薬+アルコール=悪酔いし強い吐き気
⑦精神安定薬・睡眠薬+アルコール=足元ふらつき転倒
⑧水なしで服用=胃の中で溶けずに効果がないまま排泄、途中で溶け出し炎症・潰瘍発症
3.薬の形状
錠剤には砕いて飲んでも効果が変わらないものと砕いてはいけないものがあります。コーティングされているものは砕いてはいけません。胃ではなく腸で溶けやすくしたり、湿気から守る効果があります。飲みにくさを感じたらまず医師に相談して、粉状に変えてもらうなどしましょう。
4.飲み忘れを防ぐには?
・いつも見えるところに薬を置いておく。
・お薬カレンダー・箱などに小分けにしておく。
・家族でお互いに確認や注意をし合う。
5.点眼薬のポイント
・下まぶた、または上下まぶたを軽く引っ張り、白眼とまぶたの境目辺りに点眼します。黒眼は敏感なので避けましょう。
・点眼後は効果を発揮させるために1分ほど眼を閉じる。瞬きすると薬が 流れます。
・2種類以上の点眼をするときは、最初の点眼から5分くらい間隔をあけましょう。
6.シップ剤について
・パップ剤(水分あり)熱を下げる…打ち身、捻挫(ヘルペックス)
・プラスター剤(水分なし)熱を上げる…肩こり・腰痛(サロンパス)