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ワンポイントメディカル 「肺炎球菌感染症について」

 〈肺炎球菌感染症とは〉肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。この菌は、主に気道の分泌物に含まれ、唾液などを通じて飛沫感染します。
これらの菌がきっかけで、気管支炎、肺炎、敗血症などの重い合併症を起こすことがあります。

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予防するために
・毎日の感染予防として、手洗い・うがい、マスクをつける
・歯磨きなどで口の中をきれいにする
・誤嚥を防ぐ
・肺炎球菌ワクチン予防接種を受ける
また体の免疫を高めるために、規則正しい生活を心がけ、煙草を吸っている方は禁煙をすることが大切です。また、持病が悪化しないようにすることも大切です。

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平成27年度から平成30年度までは、該当する年度に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳となる方と、60歳から65歳未満の方で、心臓、腎臓、呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害や、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害がある方は定期接種の対象となります。肺炎は様々な原因でおこり、また肺炎球菌には多くの血清型がありますので、過去に肺炎や肺炎球菌感染症にかかっていても、定期接種の対象になります。また、現時点では、定期の予防接種を受ける機会は、平成30年度までの該当する年齢となる年度のみとなります。

※定期接種を希望される方は、お住まいの市町村にお問い合わせください。

社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター 看護部