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ワンポイントリハビリ 「認知症予防のための体操」

 認知症予防のための体操として「拮抗体操(きっこうたいそう)」が注目されています。最近物忘れが多く、ちょっと焦る時があるという方におすすめです。忘れていた事自体を自覚できるので認知症ではなく物忘れだと思ってはいても、いつ忘れた事自体を忘れる日が来るか分かりません。そのいつかに備えて予防しましょう。

拮抗的とは?
身体の手足を使って、左右または上下で相反する動きをさせる運動です。例えば、自分の両手でじゃんけんをしてみましょう。この場合、あいこになってはいけません。左右が異なる動きをする場合、考えながら動かす必要があり、そのことによって脳が刺激され、活性化されます。脳を使い体を動かすことで、認知症予防に効果的と言われています。
また、座った状態でも行うことが可能で、体操を行う人の能力に合わせて難易度を変えることができるため、若い人からお年寄りまで、幅広い年代で拮抗体操を行うことができます。
スピードを変えたり、パターンを変えることによって、難易度はかなり上がります。少し戸惑ったり間違えそうになるぐらいの方が、脳がより活性化されると言われています。家族や仲間で集まって、パターンを変える掛け声を行う人がいれば、より楽しく認知症予防が行えます。

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社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター 柔道整復師