2017年5月15日
急激に変化する気温。1日の中でも大きな気温差が生じる春は、体に大きな負担がかかります。特に高齢者は、注意が必要です。
年をとると、体温調整の機能がだんだん衰えてきます。寒い時には、人間は自立的に体内で熱を作り出して体温を一定に保とうとしますが、この働きが鈍ってしまいます。
さらに、温度感覚も高齢になると低下するため、気温の上下にあわせた服装をして体温調整をすることが、若い頃より難しくなります。そのため、花冷えしやすくなると言われています。
冷えによる症状悪化が見られる病気は多い
春先に症状を悪化させやすい病気として、膀胱炎、痔、神経痛、関節痛、腰痛、腹痛などが挙げられます。いずれも、冷えによって強い影響を受ける病気です。
大きな気温差やめまぐるしい気温の変化によって、冬とは違う冷えが生じるのが春です。体温調整の機能が衰えてきているため、特に冷えやすいと考えられています。
冷えで辛い思いをしている人は、65歳以上で全体の60%、75歳以上で80%に達すると言われています。
春先の大きな気温差で負担がかかる自律神経を労り、体を温めるのにオススメの一つが、ジャスミン茶と言われています。ジャスミンは、気持ちを落ち着かせる作用と体を温める作用を持っています。
お茶の時間にジャスミン茶を飲んで体を温めるのも、冷えを予防する一つの方法です。