

2018年3月15日
今回のワンポイントリハビリでは、『第二の心臓』と呼ばれるふくらはぎについて解説します。
【ふくらはぎが第二の心臓と呼ばれる理由】
身体の血液は、心臓から押し出されて全身をめぐります。そして、心臓から押し出された血液は全身をめぐった後にまた心臓へと戻ります。心臓より高い位置にある頭や首の血液は重力の影響で心臓へ簡単に戻りますが、下半身の血液を戻すためには重力にあらがう必要があります。そこで、下半身の血液を心臓まで押し上げてくれるポンプの役割をになうのがふくらはぎの筋肉です。ふくらはぎの筋肉が収縮と弛緩を繰り返し、ポンプのように機能することで血液を心臓まで押し上げてくれます。
このように、心臓だけでは補いきれない下半身の血流を良くする働きがあるため、第二の心臓と呼ばれています。
【ふくらはぎの冷えが全身を脅かす】
第二の心臓の名に恥じない役割を果たしているふくらはぎですが、実はとても冷えやすい部分でもあります。冷えは筋肉が固まることにつながります。筋肉が固まるとポンプの働きが弱くなるため、血流が悪くなります。さらに、ふくらはぎは血液だけではなくリンパ液を身体中にめぐらせるポンプとしても活躍しています。老廃物を運ぶ役割のあるリンパ液の流れがとどこおると、足のむくみや首肩のコリにつながります。
このように、ふくらはぎの部分的な冷えが全身に悪影響をおよぼす可能性があるのです。
【ふくらはぎをほぐして快適に!】
ここで、ふくらはぎをほぐして足首を動かしやすくする 《かかと上げ下げ運動》を紹介します。
《かかと上げ下げ運動》
その名の通り、かかとを上げ下げする運動です。「10秒上げて、10秒下げる」を2?3回ずつ、1日に数回行いましょう。一気に多くの回数をこなすのではなく、少ない回数で空き時間などに小まめに行うことがポイントです。急に激しくやると筋肉を痛めてしまうので、まずはゆっくり、無理のない運動範囲で始めてください。また、転ばないように柱や手すりにつかまりながら行ってください。
【まとめ】
大切にしたい第二の心臓ですが、寒い時期につねにふくらはぎを温めておくことは、なかなか難しいことです。しかし、足先を動かして筋肉をほぐしておくことで、同じように過ごしていても冷えにくくなっていきます。足先の運動で第二の心臓をしっかりと動かして、快適な日々を過ごしましょう。
社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター 理学療法士