

2018年5月15日
健康診断で「尿酸値が高い」といわれた経験はありませんか?「尿酸値が高いと痛風になる」という言葉を聞いたことがあっても、検査結果で初めて『尿酸値』というものを意識した方も多いのではないでしょうか?
尿酸値が高い高尿酸血症が引き起こす病気は、痛風だけではありません。尿路結石や腎障害も関係が深く、さらには動脈硬化や虚血性心疾患といった生命に関わる疾患とも関係しています。
高尿酸血症を治療するには
高尿酸血症の診断を受けたら、まず食事や運動など生活習慣の見直しから始めます。高尿酸血症は、食生活の改善や適度な有酸素運動、ストレス発散などにより改善します。今回は運動による改善効果をメインに紹介します。
肥満解消のために運動を!
痛風の患者さんの約60%には肥満があり、肥満度が大きいほど尿酸値は高くなります。そのため、生活の中に適度な運動を取り入れて、肥満を解消するように心がけましょう。エネルギーを消費して肥満が解消すると、尿酸値が正常範囲まで戻るというデータもあります。運動は、有酸素運動を取り入れて、日頃の生活の中で簡単にできる方法を選びましょう。目的地の一駅手前で降りて歩く、できるだけ階段を使うなど、身近なところで実践できるものを取り入れることがポイントです。
激しい運動は逆効果になることも...
普段あまり体を動かさない人が急に運動を始めたり、激しい運動を毎日行ったりすると、尿酸値が高くなってしまう場合があります。これは、運動によるエネルギー消費によって『ATP』という物質を分解して尿酸をつくってしまうためで、過激な運動が高尿酸血症の人にとって逆効果になってしまう典型的な例です。
運動は、ウォーキングやサイクリングなど、自分のペースにあった軽めの有酸素運動を継続的に行うことが最適です。 また、運動によって汗をかくことも、尿酸値を上げる原因になります。運動の後には水分補給を忘れずに行いましょう。以上のポイントに注意して健康な体を維持できるように頑張りましょう!
社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター 理学療法士