

2019年12月16日
いま身近に起きている物忘れを「歳をとったから...」と結論付けてしまうのは危険です。認知症を発症する可能性があり、現状、認知症に対する有効な手立てはありません。
「話せない・歩けない・食べられない」の状態に陥る前に、早期の対策を行うことが重要です。
物忘れが進むとどうなる?【注意すべき物忘れの症状】
・同じことを何度もくり返し言う
・食事をしたことを忘れる
・作業をやりかけのまま忘れてしまう
・感情の起伏が激しくなる
例として挙げたのは、認知機能が衰えてきたときに生じる症状です。
直前に起こったことや、話した内容さえ思い出せなくなるのが特徴。年齢に関係なく起こりうる症状で「忘れている自覚がない」のが、認知症による物忘れです。まずは物忘れの度合い、脳年齢をチェックしてみましょう。
認知症を防ぐには、とにかく物忘れを放置せず対策を早めに行うことが肝心!いまの脳の状態が問題ないかを知ることが最初の一歩です。
脳年齢チェック
※このテストは認知症を判断するものではありません。しかし「脳年齢」を知り、健康的な生活習慣を送るための助けとなります。
●次の1?25の質問に「はい」「いいえ」で答えて下さい。
(1) 1日7時間以上寝ている。
(2) 抗酸化物質を多く含む野菜か果物(かんきつ類、ピーマン、ほうれん草、ブロッコリー、リンゴ、トマト、ケールなど)を、少なくとも5品目以上、毎日食べている。
(3) ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリーを、少なくとも1品目以上、毎日食べている。
(4) 週に3回以上、オメガ3脂肪酸(コレステロール値を下げ、血中の中性脂肪を少なくする脂肪酸)がたくさん含まれる魚(サーモン、サバなど)を焼いて食べている。
(5) 週に5回以上、オメガ3脂肪酸もしくはアマニ油をたくさん含むサプリメントを摂取している。
(6) 毎日とっているマルチビタミンの中に、葉酸が含まれている。
(7) 少量のアスピリンを飲んでいる(低容量のアスピリンは、脳の血流を良くし、脳の老化を遅くする効果があるという研究結果がある)。
(8) 赤ワインかぶどうジュースを、1週間に5回以上飲んでいる。
(9) 1週間のうち、ほぼ毎日30分以上の運動をしている。
(10) 1週間に5回以上、難しい本を読む、クロスワードパズルや数独を解く、など能動的な学習、記憶、計算、分析、問題解決を必要とする活動をしている。
(11) 総コレステロールが、5ミリモル/リットル以下だ。
(12) LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が3ミリモル/リットル以下だ(LDLコレステロールは、動脈疾患を引き起こし脳の血流量を減らす)。
(13) 長寿の家系で、家族の中に80歳を超えても記憶力が低下しない人がいた。
(14) 肥満ではない。
(15) 地中海式の食事(野菜をたくさん食べる、全粒の穀物を摂る、豆類、ナッツ類、種子類を摂取する、油はオリーブオイルを使う、赤身の肉をあまり食べないなど)をしている。
(16) バターやマーガリンの代わりに、オリーブオイルやトランス脂肪酸を含まない食品を使う。
(17) 1度も喫煙したことがない。
(18) 血圧は正常。
(19) 糖尿病ではない。
(20) メタボリックシンドロームではない(日本では男性が腹囲85センチ以上、女性が90センチ以上だとメタボリックシンドローム)。
(21) いびき、閉塞性睡眠時無呼吸、不眠症といった睡眠障害はない。
(22) コントロールできないストレスに毎日悩むようなことはない。
(23) サポートしてくれる人がいて、家族、友人、同僚と共に様々な活動を楽しんでいる。
(24) 長期記憶にも、短期記憶にも問題はない。
(25) アルツハイマーを防止するためできることは、何でもやりたいと思っている。
「はい」が23?25
実年齢から15歳引いた年齢が、あなたの脳年齢。今の生活習慣を続ける限り、認知症を発症するリスクは低いでしょう。
「はい」が20〜22
実年齢から10歳引いた年齢が、あなたの脳年齢。心と体に良い生活をしています。「いいえ」と答えた質問を振り返って、生活習慣をさらに向上させましょう。
「はい」が15〜19
あなたの脳年齢は、実年齢と同じ。認知症を発症するリスクがあります。「いいえ」と答えた質問を振り返って、生活習慣を変えましょう。
「はい」が0〜14
実年齢に10歳足した年齢が、あなたの脳年齢。現在抱えている健康問題を医師に相談して、問題を解決しましょう。
社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター 看護部