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はじめよう!転倒予防?

 263060.png前回は、健康寿命や生活習慣病予防のための運動を紹介しました。今回は「はじめよう!転倒予防」と題して、「健康寿命」を短くする原因の一つである「転倒による骨折」を予防するための知識や運動を紹介します。
特に高齢者の転倒は骨折を招きやすく、長期の入院を経て、寝たきりや認知症につながる恐れもあります。したがって、健康長寿を伸ばすためには、「転倒による骨折」を防ぐことが重要な課題となってきます。

     
まず、転倒の原因について確認していきましょう。ここでは7つの原因を挙げます。
?筋力低下:加齢による筋力(特に下肢筋力)の低下がみられる。
?バランス障害:加齢によるバランス能力の低下がみられる。
?足首の関節がかたい:大きく踏み出すことができず、姿勢の立て直しが困難となる。
?視力障害:視力障害で段差などを認識しづらくなり、危険察知能力が低下する。
?薬剤:1日に薬剤を5錠以上飲んでいるなど薬の副作用等により、めまいやふらつきが出現する。
?靴:重い靴はつまずきやすく、厚底の靴は足裏からの感覚が鈍くなり、転倒の危険性がある。
?環境面:少しの段差、滑りやすい床、薄暗さなども転倒の原因となる。
などが転倒の原因として挙げられます。

     
転倒を予防するための取り組みとして、『今の自分の転倒のリスク(危険度)を知ること』『転ばない身体をつくること』『転ばないための日常生活のポイントを知ること』が重要となってきます。
『転倒のリスク(危険度)を知ること』では、転倒リスクチェックシートを使用し、当てはまる部分をチェックしていきます。

『転ばない身体をつくること』では身体のバランス・足の筋力・身体の柔軟性を保つための体操を行なっていきます。

『転ばないための日常生活のポイントを知ること』では環境整備や歩行用具を適切に選ぶこと、適切な薬の服用を心掛けることなどについて知識を深めていきます。

     
265324.png次回から、3つの取り組みについて詳しく説明していきます。
また、冬の季節は、屋外では雪道や凍結など足元の状況が悪く、転倒の危険性が高まります。歩幅を狭めて歩くことや深い溝のある底の靴やゴム製、滑り止めがついている靴を選ぶようにし、転倒を予防しましょう。

室内でも、コタツの使用などにより、コタツ布団やコードなどが移動の際に障害物となりますので、整理整頓を行い、転倒には十分ご注意ください。

     

参考資料:理学療法ハンドブック シリーズ?健康寿命
社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター 理学療法士