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はじめよう!転倒予防④ ~転ばない身体をつくること~

 前回から『転ばない身体をつくること』をテーマに、身体の柔軟性・足の筋力・身体のバランスを保つための体操を紹介しています。高齢者の転倒は骨折に結びつきやすく、そのまま寝たきりにつながる恐れもあり、転倒予防のための運動をすることが大切です。
前回は、身体の柔軟性を保つためのストレッチについて紹介しました。今回は、足の筋力を保つための筋力強化運動を紹介します。

     
or2020.3.12 1.jpg1、立った状態でかかとの上げ下ろし 

【下腿三頭筋:ふくらはぎを強くする運動です】
ゆっくりとかかとを上げ、ゆっくりと下ろします。10~20回から始めましょう。
膝が曲がらないように気を付けましょう。

     

     

     

     

     
or2020.3.12 2.jpg2、立った状態で太もも上げ 

【腸腰筋:階段が上がりやすくなる運動です】
ゆっくりと片方の太ももを上げ、ゆっくりと下ろします。左右10~20回から始めましょう。
上半身をまっすぐに保ちながら、太ももが床と水平になるまで左右交互にもも上げをします。

     

     

     

     

     
or2020.3.12 3.jpg3、スクワット 

【大殿筋・大腿四頭筋・下腿三頭筋:足腰の筋肉を強くする運動です】
ゆっくりと両膝を曲げ、ゆっくりと伸ばします。曲げる角度はできる範囲で、10~20回から始めましょう。
膝に痛みがある場合は、痛みのない範囲で行いましょう。

     

     

     

     

     
※ふらつく場合は、写真のように椅子や机、壁につかまって行いましょう。
※回数はいずれも「楽に行える」もしくは「ちょっときつい」と思う程度の回数にしましょう。

     
次回は、身体のバランスを保つための体操を紹介します。


参考資料:理学療法ハンドブック シリーズ①健康寿命

     
社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター 理学療法士