2023年9月15日
今年の夏は、過去の最高気温を更新するほど暑い夏でした。
冷房の効いた室内で長時間過ごしたり、ジワジワと湿度が高かったりすると、夏バテになることがあります。
＜夏バテの原因＞
「暑邪（しょじゃ）」と「湿邪（しつじゃ）」
暑邪・・・厳しい暑さによって体力が消耗し、大量の汗が出て体内の水分が不足し力が入らなくなること
湿邪・・・湿気により、気、水分、血液が停滞して循環が悪化し、その部分に痛みやだるさが生じること
猛暑の疲れをとるために、すぐにだれにでも出来る、夏バテ解消に効果的なツボ押しを紹介します。
＜ツボ押し＞
①「陰陵泉（いんりょうせん）」→冷えやむくみ改善に効果
【ツボの場所・効果】
内くるぶしから骨に沿って指を上げていき、膝の近くで指が止まるところ
・水分の代謝を促し、消化を助けて、排尿を促す作用がある。
・冷えや冷えによる痛み、むくみ、おなかの痛み、下痢、排尿トラブルなどに効果がある。
【ツボの押し方・回数】
・足と同じ側の手の指をツボに押し当てて、痛くて気持ち良いと感じる強さで押す。
3秒×5回
・軽く下から上になでると、リンパの流れが良くなり、血行が良くなる。
②「前谷（ぜんこく）」→体に熱がこもっている時に効果的
【ツボの場所・効果】
手を握ったときに小指の付け根にできるしわの内、一番盛り上がった場所付近
・湿度が高く、汗が出ずに体内に熱がこもっていると感じる時に押すツボ。
・熱っぽさや鼻づまり、関節痛や目の痛み、耳鳴りなどに効果がある。
【ツボの押し方・回数】
・痛くて気持ち良いと感じる強さで押す。
3秒×5回
③「中脘（ちゅうかん）」→弱った消化器の回復
【ツボの場所・効果】
身体の中心線上で、一番下の肋骨とへその間の中央付近
・湿邪による胃袋の機能低下の予防や改善に効果的。
・胃の痛みや食欲不振、疲労や倦怠感などに有効。
【ツボの押し方・回数】
・指3本をツボのあたりにのせ、上から下に向かって5回程度優しくなでる。
・ゆっくりと息を吐きながら行うと、リラックス効果もアップする。
社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター
通所介護 南東北日和田デイサービスセンター
