2010年7月 9日
●ワンポイント介護●
はじめに・・
高齢者などで介護が必要となり、大人用のオムツが必要となる場合があります。オムツは普通の下着より違和感のあるものなので、出来るだけ安楽に不快なく過ごしていただける様に、今回は「オムツの当て方」についてご紹介します。
オムツ交換を正しく行わないと、オムツの外に尿漏れや便が出てしまう場合があります。そうなると、布団などを汚してしまったり、体が汚れてしまいます。また、介護する人は着替えの為に労力を使い、漏れないために重ね使いをすると介護とオムツ代などの負担が大きくなってしまいます。また、逆に正しく着けられると要介助者にとって排泄した後に衣類が汚れず不快感が軽減でき、夜間など安眠・安楽に繋がります。
・カバータイプのあて方について
１．腰のギャザーを骨盤の位置にあわせて置く。
２．股のギャザーを伸ばしながら当てる。
３．体のラインに沿って、隙間ができないようにテープ部を止める。
★下のテープを先に止めてから上のテープをとめると、体にフィットし漏れにくくなる。
●パッド男性用のあて方●
１．吸収体の広い面よりに性器をのせる。
★ギャザーの外側は、尿を吸収しないので、外側に折り返して性器を吸収体に乗せるとよい。
２．吸収体の広いほうから性器を包み込む。
３．もう片方の吸収体もしっかりと包み込む。
★三角に形を作る事で、尿を吸収する場所を作る事が出来る。
４．吸収体を広げ、形を整える。
●パッド女性用のあて方●
１．パッドのあて位置を確認後、尿道に隙間なくフィットするように沿わせる。
２．尿道口との間に隙間ができないように山型に当てる。
３．パッドをきれいに恥骨の表面で広げるように当てる。
★オムツ交換をする際には皮膚が赤みを帯びていないか、ふやけてないかなどを観察すると床ずれの早期発見・早期対応が出来るので一緒に皮膚状態も観察してみましょう！！
