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2011.2.21 橋本顧問のひとりごと2011年2月号 節分と孫手作りクッキー。そしてやっぱり百薬の長

節分も過ぎ立春を迎えたが、まだまだ寒い日が続き時折降る雪に春まだ遠い感じがする。
 節分には、総合南東北福祉センターでも各事業所で盛大に豆まき行事が催され、スタッフや利用者さん扮する赤鬼・青鬼に元気よく豆をまく声が響きわたり楽しい一時を過ごされる。
豆まき Bean-throwing ceremony 一方町では「どうなっているの?」私の近所では今年も豆をまく声が聞かれず、私が近所を代表して豆まきを行った次第である。その夜お神酒をいただくも酔いが早く、「おや!?」と思いながら床に就く。
 翌朝体がだるい・・・。即薬をと思ったが熱無し、食欲普通・・・。だが何時もの百薬の長に手が伸びない・・・。風邪??2、3日自重してみる・・・。そこに孫から手作りクッキーが届く(内心、大喜び!!)。たどたどしい字で「おじいちゃん、おばあちゃん、私が作ったクッキーだよ」と・・・。大好きなキャラクターの顔や姿が食べるのが勿体ないくらい(親の手伝いも入っているが)見事な出来栄えだ。
 お礼の電話を入れると、2歳の妹が「私もお姉ちゃんと一緒に作ったのよ。美味しいから食べて!!」とのこと。即御馳走になる。なるほど美味い!!ケーキ屋さんで作らせてもらったとのこと。そう云えば昨年、来郡の折に饅頭作りを体験させた事が思い出される。あの時はぎこちなく、半ベソをかきながら両親に手伝ってもらっていた。あれから半年。今回の作品は見た目も味も抜群で、体調不良で少々へばっていた私には何よりの薬となった。孫からの便りとクッキーは、風邪薬や百薬の長より私の体調不良を見透かしてのプレゼントになった。明日から本来の仕事に戻れることを念じながら再に食べる。
孫たちよ「ありがとう、おじいちゃんすぐに元気になるよ」
しかし、私にとって健康の源は何と云っても「百薬の長」である。1日も早い孫との再会を楽しみに、元気復活のために少しずつ訓練している今日この頃である。

社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター
顧問 橋本 静昌

節分行事のあれこれ
豆まき
 穀物や果実には「邪気を払う霊力」があると考えられており、豆を撒くことで豆の霊力により邪気を払い、福を呼び込むと考えられていました。豆を撒き、撒かれた豆を自分の年齢(数え年)の数だけ食べる。また、自分の年の数より一つ多く食べると、体が丈夫になり、風邪をひかないというならわしもあり、豆は「魔滅」に通じ、鬼に豆をぶつけることにより邪気を追い払い、一年の無病息災を願うという意味合いがあります。寺社が邪気払いに行った「豆打ちの儀式」を起源として定着した行事です。

イワシの頭
イワシの頭とヒイラギ Sardine's head and hiiragi 「鰯(いわし)の頭も信心」などといわれる鰯の頭を焼いて、ヒイラギの枝に刺し、節分の日に家の入口に刺す風習があります。これは鰯の頭の悪臭で、邪気が家に入るのを防ぐという意味があります。

恵方巻・恵方巻き(えほうまき)
 恵方巻きは、節分の日の夜にその年の恵方に向かって目を閉じて一言もしゃべらず、願い事を思い浮かべながら太巻きを丸かじり(丸かぶり)するのが習わしとされ、商売繁盛や無病息災を願って、七福神に因み、かんぴょう・きゅうり・シイタケ・だし巻・ウナギ・でんぶなどの7種類の具を入れることで、福を巻き込む意味があるといわれ、節分に食べると縁起が良いとして太巻き、またはそれを食べる大阪を中心とした風習でもあります。また、商業的催事としてこれを利用して販売促進活動・関連商品・商戦が日本全国で活性化しています。