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2011.11.2 橋本顧問のひとりごと 新米の喜びと放射能・・・

 平成23年3月11日(金)の東日本大震災から早7ヶ月が経過するも、目に見えての復旧はまだまだ先のようだ。幸い私の居所は若干の被害はあったものの沿岸や震源地に近い被災地のみなさんに比べたら、物心面において文句は云えない・・・。
黄金の稲穂 A golden ear of rice しかし、東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う放射線に関しては誰もが今も心配しているのは事実である。このような中で新米の収穫を目前に控えた実家では、9月の周辺の放射線量検査で検出されなかったことで、早々と新米をいただき喜んでいた。しかし、10月に入り居所である。福島県郡山市池ノ台地区の放射線量が異常に高いという報道があって驚いている。以前からこの辺りは放射線量が高いという話はあったが、この付近には酒蓋公園(さかぶたこうえん)、荒池公園(あらいけこうえん)があり、表土の除去や除染によってようやく使用出来る知らせがあったばかりのはずなのに...
 この報道を受けてか10月中旬には、道路の除染作業が行われた。除染作業も一度では効果がなく2度の除染作業を実施する。ここに来て自宅の庭が心配になる。近所では木の枝葉を切り落としたとの話も聞かされているので、10月下旬に再び道路の除染作業が行われた。有難い事だがかえって「ここはホットスポットなのか?」という不安も募り我家でも庭の除染を考えることになる。
 池ノ台といえば、麓山地区(はやまちく)を含めて郡山市の文化ゾーンとしての生涯学習の場でもある。これが、東日本大震災の被害で郡山市文化センター、郡山市中央図書館、郡山市中央公民館が使用不能となり、郡山市民はもとより関係者にとっても大きな打撃となっている。その上放射線量が高いと来たら踏んだり蹴ったりと云いたい。一日も早い施設の復旧と放射能汚染の対応をお願いしたい。
今では好きな百薬の長も内部被ばくの予防?としていただいているのが現状で、一日も早い美味い酒が飲みたいのが本音である。

総合南東北福祉センター(福島県郡山市日和田町梅沢地区)放射線量測定随時更新中
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社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター
顧問 橋本静昌