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ワンポイントリハビリ10月号『腰痛を緩和・予防しよう!⑤』

引き続き、「腰痛を緩和・予防しよう」ということで、今回は「腰痛に良くない座り方」「腰痛対策の座り方」について紹介します。

「腰痛に良くない座り方」
1、横座り(床)
床に座るときは正座が主ですが、正座は結構辛いものですよね。そのため、おしりを横にずらした横座りをしてしまいがちです。腰痛対策の座り方としては最も悪い座り方です。体を不自然に傾けている訳ですから、腰や背中はバランスをとるために、歪み腰や背中に大きな負担を与えてしまい腰痛の原因になってしまいます。
2、椅子の高さが合っていない
高さの合っていないイスも腰に負担がかかってしまい良くありません。
3、クッションが柔らかい椅子
腰が沈み込むようなイスや、ソファも腰痛対策としてはあまり良くありません。腰や体がイスに沈み込んでしまい、細かな姿勢調整が出来ません。不自然な姿勢を続けている状況となってしまいます。
※そして、一番は長時間、同じ姿勢で座っていることが腰痛を引き起こす原因となります。

そこで「腰痛対策の座り方」
①椅子に座る場合は深く腰かけ、背筋を伸ばし、アゴを軽く引く
②お腹に軽く力を入れ、上半身は良い姿勢で座ること
③浅く腰掛けたり、背もたれにもたれないようにする(床にしっかり足を着地させる)
※また、良い椅子の高さは座って床に足の裏をぴったりつけた際に、膝頭が椅子の座面よりわずかに高い状態が良いと言われています。正しい姿勢で座るということは大変ではありますが、お腹や背中に筋力がつくことでも腰痛の予防に繋がります。出来る範囲から意識して実践していきましょう。


次回は有酸素運動で健康づくりについて紹介します!

総合南東北福祉センター 理学療法士