2016年3月18日
第35回の市民公開講座を3月12日(土)に、総合南東北福祉センターの交流ホールで開催しました。郡山市と公益社団法人「認知症の人と家族の会」の後援で、『認知症を学び地域で支えよう−認知症サポーター養成講座−』と題した講座です。
今回の市民公開講座は、3部構成。
まずは、認知症を理解することからです。地域包括支援センターの職員が、認知症の症状や原因、治療法などについて解説しました。さらに、認知症の人との接し方の良い例と悪い例を、わかりやすい寸劇に仕立てて演じました。時に笑いも交えながら、認知症に対する理解を深めました。
次に、体験談の披露です。「認知症の人と家族の会」の塩田晴子さんが、認知症のお母さんを介護しながら一緒に暮らした日々の体験を話し、喜びも悲しみも、そして苦しみも、包み隠さず話す姿に、会場内の全員が聞き入っていました。
最後は、認知症予防です。当センターの理学療法士が、頭と体を使って座ったままでもできる認知症予防の体操を行い、参加者もそれに合わせて体を動かしました。普段はしないような動きに悪戦苦闘する人、上手にこなす人と様々でしたが、頭と体をリフレッシュできたようでした。
認知症のことをしっかり学んだ受講者には、“認知症サポーター”の目印である“オレンジリング”を配布し、市民公開講座は終了となりました。
総合南東北福祉センターの市民公開講座は、年3回のペースで定期的に行っています。講演の他にも、骨密度や血圧の測定コーナーや各種健康相談コーナーなどを無料で開設しています。さらに今回からは、「南東北メガネコンタクト」の協力で、視力検査・聴力検査も無料で実施しています。
講座を聴講されたい方、測定希望の方、健康相談がある方。すべて無料で受け付けていますので、少しでも興味を持たれた方は、お気軽にご来場ください。