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はじめよう!転倒予防② ~あなたの転倒リスク(危険性)をチェックしてみよう~

 401528.png年齢が同じでも、転びやすい人と滅多に転ばない人がいます。高齢になるにつれて、一人ひとりが抱える転倒のリスクに大きな差が出るためです。しかし、自身の転倒のリスクに気づき、事前にそれを取り除くことができれば、転倒事故の多くは防ぐことができます。
今回は、転倒を予防する取り組みとして『今の自分の転倒リスク(危険性)を知る』ということで、転倒リスクチェックシートを使って、あなたの転倒リスクを調べていきましょう。

     
<転倒リスクチェックシート>当てはまるものにチェックをしましょう
 1□ この1年間に転倒した

 2□ 横断歩道を青信号の間に渡りきることができない
 3□ 1kmぐらいを続けて歩くことができない
 4□ 片足で立ったまま靴下を履くことができない
 1428481.png5□ 水でぬれたタオルや雑巾をきつく絞ることができない
 6□ この1年間に入院したことがある
 7□ 立ちくらみがすることがある
 8□ 今までに脳卒中を起こしたことがある
 9□ 今までに糖尿病といわれたことがある
 10□ 睡眠薬、降圧剤、精神安定剤を服用している
 11□ 日常、サンダルやスリッパをよく使う
 12□ 家の中でよくつまずいたり、すべったりする
 13□ (新聞や人の顔など)目があまりよく見えない
 14□ (会話など)耳があまりよく聞こえない
 15□ 転倒に対する不安が大きい、あるいは転倒が怖くて外出を控えることがある

     
みなさん、いくつチェックがつきましたか?
6つ以上チェックがあると転倒のリスクが高いといわれています。転倒のリスクは「歩行能力・バランス・筋力の低下」「疾病・服薬」「視力・聴力の低下」「外的要因」「転倒に対する不安とそれによる日常生活活動の制限」などに分類されます。どんな転倒のリスクを抱えているのかを確認し、対策をしていきましょう。
次回は、『転ばない身体をつくること』をテーマに、身体のバランス・足の筋力・身体の柔軟性を保つための体操を紹介します。  

            

参考資料:理学療法ハンドブック シリーズ①健康寿命
厚生労働省監修「介護予防研修テキスト」

     
社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター 理学療法士